溶存酸素量とは・・・?
水中に溶けている酸素の量のことです。
せせらぎビオトープの ろ過装置には、水槽内の水へ酸素がたくさん溶け込むように工夫がなされております。
溶存酸素量が多いことのメリットはご存知でしょうか?
1つは、ご存知の通り
酸素は生物が生きていくために必要なものです。
水槽内の魚や、水草、バクテリア達にとっても、酸素はとても大切です。
水中で酸素が不足している時には、魚達は水面の近くで口をパクパクさせるので注意しましょう。(鼻上げと言われています)
2つ目に、1と同じような内容なのですが
水中の酸素が不足すると、
水中内にいる好気性微生物の活動が鈍り、水から腐敗臭がするなど自然浄化作用が働かなくなります。
つまり、水に溶ける酸素の量が多ければ、
飼育する生物も元気になり、また水中の微生物の活動が活発になることで自然浄化作用が機能するというわけです。
では、せせらぎビオトープの
溶存酸素量を増加するための秘密をご紹介いたします。
せせらぎビオトープのろ過装置の底には、写真のようにいくつかの穴があけてあります。実は溶存酸素量を増加する秘密は、この穴の形状にあります。
ろ過装置の底板(厚み12㎜)に、漏斗状の穴(9㎜×3㎜)が掘られています。
この穴に水が流れ込むと、水柱状に回転しながら、水面へ水が落ちていきます。
水柱状に回転しながら水を落とすことで、水に酸素が多く溶け込む仕組みが出来上がっています。
水量と底穴に関係があり、何度も実証し、サイズごとの穴数も決まっています。
漏斗状の穴になっているため、
ろ過装置の裏から底をみると、以下のように小さな穴になっています。
木炭がろ過装置の穴につまらないよう、ろ過装置の底には水を通すマットが敷かれています。
植物が成長すると、このマットにも根が張ってくるので
ろ過装置のメンテナンス時には、きれに清掃してください。
外からは見ることができない、ろ過装置の構造と
特殊な形状で水を落とすことにより、溶存酸素量を増加することができる秘密をご紹介いたしました。
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